安倍政権の暴走が止まりません。一昨年9月19日の「戦争法」強行採決以降、憲法改悪と戦時体制づくりを強引に推し進めてきました。昨秋だけでも、中断していた「憲法審査会」の再開、TPP(環太平洋連携協定)、年金カット法、カジノ(賭博)推進法を衆議院で採決を強行し、さらに介護・医療関連の大改悪をもくろんでいます。
この安倍政権の強引な政治手法を押し止め、政治の民主的転換をめざす新しい動きが広がり始めています。1年数か月前「戦争法」制定に反対する「国会包囲大抗議集会で沸き起こった「野党は共闘!」「憲法守れ!」「立憲主義守れ!」の唱和は、全国各地に波及し、昨年の参院選前には、「野党の共闘・統一候補の擁立・憲法擁護などの公約の策定」を目指す「市民連合」が相次いで結成されました。
参院選の結果は政権与党が三分の二を占めることとなりましたが、野党統一候補が32の一人区で11名が当選する大きな成果を上げました。この結果、次の衆院選で与党の3分の2の厚い壁を突き崩せる展望が開けてきました。野党共闘で野党間をつなぐ “基軸”の役割を果たしたのが「市民連合」です。全国各地の9条の会とメンバーが共闘を後押しする重要な役割を果たしました。
私たちは、これから一年、「市民の力」に確信を持ち地域ごとに「対話・つどい」を開催し、「憲法・人権・生活」 を守る取り組みを進めたいと思います。
会員・平和を愛する皆さまの ご協力を心からお待ちしています。
2017年元旦
柏市南部「9条の会」 世話人一同