柏南部「9条の会」とは

柏南部「9条の会」アッピール

 今年は戦後60年にあたります。多くの人々が生命を失い、 生き残った人々も瓦礫の中で茫然自失した1945年の終戦から60年経ちました。

悲惨な戦争体験は、私たちに「もう二度と戦争したくない」、「もう二度とあの惨禍を息子や娘たちの世代に味あわせたくない」 との決意となり、悲痛な反省の上に立った内外への宣言「戦争放棄」(憲法9条)は 日本国民はもとより、世界の平和を希求する人々からも「人類共通の宝」として支持されてきました。 しかし、最近さまざまな口実を並べながら政府財界を中心に、この9条に焦点を当て、日本を「公然と戦争ができる国」にしようとする動きが強まっています。

こうした動きを憂慮し、2004年6月、大江健三郎氏をはじめ9人の文化人が「9条の会」を結成し、日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」を許さないための行動に立ち上がることを訴えるアッピールを発表しました。

このアッピールを受けて、憲法記念日の2005年5月3日、南部各地域から寄せられた平和への願いを結集し65名の出席の下に、「柏市南部9条の会」が結成されました。「たとえ一人の力はささやかでも」を合言葉に、私たちはあらためて憲法9条の学習を深めるとともに、平和を願う地域のみなさんの願いと固く手を結びながら、憲法9条を改悪させないための運動を地域から、街角から、草の根のように発展させたいと思っております。一人でも多くの皆さんがこの会に参加され、各地の9条の会と連帯しながら、平和を守る運動を柏市南部はもとより、市内全域に広げていくことを心から訴えます。

2005年5月3日
柏市南部「9条の会」世話人一同
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